ご相談者のビジョンは明確。行動計画も立てた。「やるぞ」という気持ちも本物。
それなのに、なぜか現実が変わっていかない。気づけばまた同じ悩みを抱えて、同じところに戻ってきている。
女性の起業やキャリアのコンサルティング・カウンセリング・コーチングを行っていると、こんな場面によく出会います。
目標設定しても現実が変わらない人に、共通していることとは…?
今回は目標が達成できないと感じている人に共通する、「自己否定」についてお話しします。
頑張っているのに目標に届かない人の共通点とは?

「行動量が足りないのかな」「戦略がまずいのかな」とお考えになる方も多いのですが、コーチング理論的には、そうでもありません。
目標を達成できない人には、ある共通点があります。それは、自己否定がとても強いということです。
こういった言葉は、セッションの中でふとしたタイミングに顔を出します。本人もあまり意識していない、口ぐせのような言葉として。
これは単なるネガティブ思考ではありません。
心理学や脳科学の観点から見ると、これは「潜在意識のプログラム」が働いているサインです。
私たちの思考・感情・行動の約95〜99%は、意識の深いところにある「潜在意識」によってコントロールされています。自分が「考えている」と自覚できる顕在意識は、たった1〜5%に過ぎません。
つまり、いくら頭で「変わりたい」「成功したい」と思っていても、潜在意識の設定が変わらなければ、残りの95%がそれを打ち消し続けるのです。
「私には無理」という思い込みは、繰り返すたびに脳の神経回路が太く、強固になっていきます(これをヘッブの法則と言います)。
まるで自動操縦のように、気づけばその回路が動いている。新しいことにチャレンジしかけるたびに「でもどうせ……」というブレーキが無意識に踏まれる——これが、ゴール通りに現実が動かない、本当の理由のひとつです。
その「『私には無理』という設定」は、いつ書き込まれたのか?
潜在意識のプログラムの多くは、0〜7歳の幼少期に形成されるといわれています。
この時期の脳は情報をそのまま吸収するスポンジのような状態にあり、親の言葉、家庭の空気、繰り返された体験がそのままインストールされていきます。
「目立ってはいけない」「失敗したら恥ずかしい」「幸せになりすぎると何か悪いことが起きる」——これらの信念(思い込み)は、幼少期の環境を生き抜くために必要だったものです。
でも今、シンガポールで、あるいは新しいステージに挑もうとしているとき、その古いプログラムはもう必要ないかもしれません。
一歩踏み出そうとしているあなたの邪魔をしているのは、スキルや環境ではなく、何十年も前に書き込まれた「私には無理」というプログラムだったりするのです。
前向きな変化は「気づき」から始まる | 変化するためのステップとは

では、どうすれば変われるのか。
最初のステップは、シンプルです。「またこのパターンだ」と、自分自身で気づくことです。
「どうせうまくいかない」という思考が浮かんだとき、それを事実として受け取るのではなく、「あ、古いプログラムが動いた」と少し距離を置いて観察してみる。心理学ではこれを「メタ認知」と言いますが、難しく考えなくていい。ただ、気づくだけでいいのです。
脳には「神経可塑性」という、何歳からでも変化できる能力が備わっています。気づきを繰り返すたびに、古い回路の力は少しずつ弱まっていきます。
そして、寝る前の5分間。目を閉じて、「ゴールを達成した自分」をリアルにイメージしてみてください。映像だけでなく、そのときの感情、身体の感覚まで。脳が眠りに落ちる直前はシータ波という状態になり、潜在意識への「書き込み」がもっともしやすい時間帯です。小さな習慣ですが、続けることで確実に回路は変わっていきます。
ゴールに向かう前に「自分への信頼」を築こう | 脳科学でできること
コンサルの現場で痛感するのは、戦略よりも先に必要なことがあるということです。
どんなに精緻なビジネスプランを描いても、「私がそれをやっていい」という内側の許可がなければ、無意識のうちに自分でそれを崩してしまう。成功しかけると怖くなって引き返してしまう。
シンガポールという場所は、多様なバックグラウンドを持つ人たちが「自分らしく」挑戦している場所です。その環境に身を置いているあなたには、すでにその勇気があります。あとは、潜在意識という「深いところにいる自分」に、少しずつ伝えていくだけです。
「私はこれをやっていい。私には、できる。」
その言葉を、頭ではなく、胸の奥に届けるように。
目標を達成することだけが目的ではありません。
これは、あなたが理想の現実を創造するための、すべての基礎となるものです。
潜在意識や脳科学にご興味がありましたら、私のnoteも不定期ですが、コラムを書いていますので参考にしてください。
________________________________________
シンガポールで起業を考えている方、個人コンサルティンブやコーチングセッションもお引き受けしています。お気軽にぜひメッセージくださいね。初回相談は無料でご対応しています。

この記事を書いた人
鈴木康子(やっちゃん)
マンゴスティン俱楽部オーナー兼和テンション株式会社代表。
【わたしブランド起業サロン】主宰。起業プロデューサー・アドバイザー、九星気学鑑定士でもある。
お問い合わせ・ご相談はこちらから!
鈴木康子 Facebook









